第7回:ローン(購入)・リースの違い
2016.01.06
連載コラム 車のトラブル・悩みはどうすればいいの?
生の現場で実際に聞いた、クルマのトラブルや悩みを車両管理アドバイザーが「かんたん解説」
安心で快適な送迎を実現するためのカーマネージメント
スマイルカーリース
車両管理アドバイザー 下澤 まみ
皆様はローンとリースの違いをご存知ですか。どこが違うかはっきりしない方も多いと思います。今回は法人の皆様が車両導入する際の大まかな違いを見ていきましょう。
○購入時
ほとんどの場合、頭金を用意し残金を分割で支払う。
基本的に頭金は不要で、毎月一定額を支払う。
ローンは頭金を用意する場合がほとんどです。リースは基本的に初期費用がかからず、初めの出費を抑えたい方にオススメです。
○整備費用
車検や整備費用を都度支払う。
整備費用も全て含むことができる
車両が自分の所有物になるローンは、法廷点検や車検、整備に発注した費用を支払う必要があります。リースには車両代と自動車税のみが含まれるファイナンスリースとメンテナンスリースの二種類があります。メンテナンスリースは毎月のリース料の中に整備費用も含まれるので、都度費用を用意せず車に乗れますよ。
「今月は車検だからお金がかかるなあ…」と悩むこともなくなります。リースでも毎月の支払額を抑えたい方にはファイナンスリースが良いでしょう。
○支払いが完了した後
自分の所有物になる
賃借物なので契約満了後はリース会社へ返却し、新しい車両を導入。
これもローンとリースの大きな違いですね。同じ車両に長く乗り続けたい場合は購入したほうがお得ですし、7年未満で定期的に新車にお乗り変えたい場合にはリースがお勧めです。
○会計処理
資産計上し、都度減価償却をしていく。
リース料は全額経費のため減価償却不要。
リース料は会計処理も圧倒的に楽になります。毎月一定額の支払いなので、長期的な資金計画を立てやすくなりますね。
車両導入は、会計処理にも大きく関わってきますので、税理士さんにアドバイスをもらいながら進めていくと良いでしょう。次回からはもう少し細かい部分を説明していきます。
この記事は「週刊高齢者住宅新聞2016年1月6日号」に掲載されました。
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